2023.12.29 06:44わかれた男女が協力して子育てするという麗しき神話について離婚後共同親権導入について話を聞く機会があった。詳しく知るにつれ、なんとも意味不明な、目的不明な制度案だなって思うようになった。こどもについて急を要する判断の際は単独親(権)にて判断できるそうなのだけれど、その単独というのは父母両方それぞれ、という意味らしい。だとすると、そもそも離婚するほど不穏な関係性にある二人の考えは相違することが多く、同意を見られない場合は裁判所の判断に委ねることになるそうだ。そもそも子供の思いはさておかれている。そして、当の家庭裁判所が開廷する頻度は月に数回程度で、裁判所の判断が明確になるまでに、こどもにとって必要な案件はすでに時おそし、ということになることは自明だ。共同親権になれば、養育費も支払われやすくなるだろう、との見方も...
2023.12.26 01:58彼女の権利、彼らの決断●女性たちが自分で生きかたを選択するための・・・「彼女の権利、彼らの決断」という映画を観た。女性たちが味わってきた望まない妊娠に関わる苦悩の歴史、中絶についての法律、中絶反対、賛成それぞれのスタンスの人々の攻防、中絶関連法案の政治利用について描いたドキュメンタリーだ。前半、1900年代初期の様子が映し出される。みていると、子宮のあたりが痛くなる。大正生れの祖母に、農家の女性たちが自らおこなったという「掻爬」の話を聞いたときの衝撃を思い出す。学生時代の、男性の指導教授が、男性は女性と交際する時点で、妊娠についての責任を常に考えなければならないと涙ぐみながら話されたことが頭に浮かんだ。だがこの映画には「射精」した側の男性たちは一切登場しない。●「自由の国」...
2023.12.17 01:15家族は再生すべき?家族と国家は共謀する 第1部 家族とあいう政治 2章 家族は再生するのか――加害・被害の果てに朝の読書会。冒頭から「この章はとくに読んでいると気持ち悪くなる」との発言がある。たしかに。気持ち悪い。けれでもきっと直視しなきゃけない真実なのだと感じる。日本における「なかむつまじい家族」「おしどり夫婦」とう至高の理想、価値観がガラガラと崩れるからだ。●「夫婦とは夫とは、そういうものなのだ、仕方ない、夫婦の問題だ」●「親なんだから子どもに対しては、まっとうな大人に育てる責任や義務がある。これを●達成するためには多少きびしいしつけをしても問題ない」●家族において「くるしい、いやだ」は、個人の甘え。それを我慢して克服してこそ社会で通用する常識的な立派な大人になれ...
2023.12.14 08:36生きる楽しみ個性の強い三人姉妹を育ててきた。父親はなににつけ、「よきにはからえ」的な人物だった。母はひとりで個人商店を切り盛りし、90歳過ぎまで現役で働いた。買いにくるのはご近所の顔馴染み。「不審」な見かけぬものなどいない。しかしときはすぎ、顔馴染みたちの、2世、3世の時代になった。とたんに、だれがだれやらわからなくなる。見知らぬ人かもしれぬし、そうではないかもしれぬ。加えて視力の低下も著しい。彼女は「商売はやめる」と決意するときっぱりと仕事をやめた。すると、生活のリズムがかわったせいなのか、体調をくずした。ふとしたはずみで骨折して入院した。内臓だけは元気だったが、やがて「かくれた・・・」と称されることもある臓器に異変が生じた。食べることは人一倍好きで、美味しいも...
2023.12.14 08:17悔いか意地か「バリバリのキャリアウーマン」として文字通りバリバリ働いてきた、60代の女性。分譲マンションを購入してあり、シングルシニアライフを満喫していた。マンションでは、管理組合の在り方について疑問が生じると、総会では迷わずアグレッシブに発言。なににつけ、正義感強く、思うところをまっすぐに進んでいく女性だった。ほぼフリーランスに近い働き方でがんばり、貯金にも努めてきた。2000万円弱貯まった。そろそろ仕事のスピードをゆるめ自分なりの時間を楽しめる。貯金はなにに使おうか🎵と心にも余裕が出てきた矢先。病がみつかった。長期療養が必要になった。幸いにも生命保険、高額療養費制度を活用し、入院・治療費でこまることはなかった。一方で、せっかく貯めてきたお金を使うすべがなくな...
2023.12.11 00:39生き方のある、いきかた加藤美紀さんの個展に伺った。加藤さんはずっと女性の絵を描き続けてきた。「生き方」のある女性を描く。そんなありようを描くときに、男性はイメージできないのだという。だから、女性だけなのだ、と言っていた。刀を担ぐ女性は乙女稲荷の化身だそうだ。おんなを苦しめるおとこの首をこの刀で切り落とす。「もしかしたら、もう一方の手には、首を持っているのかもね^^」と笑う。大型犬をお供に、カメラの手入れをするのはフリーランスのフォトグラファー。シングルワーキングウーマンだ。一人で、生きていく、その生き方を淡々とつらぬいてきた方なのだそうだ。かと思えば、ひとりのひとに、恋焦がれ続けて一筋の女性も描かれる。一筋に思いこがれたひとは、角(つの)のある骸骨として描かれている。女性の...
2023.12.03 07:14「立つ女たち ~女性議員15%の国で~」●こんな、立候補のかたちがある!地方議会選挙に、自身が実感する課題を解決したいとの思いを持つ、無所属の女性が選挙に立ち、見事当選するまでを伝えている。本業と併行し、土日や平日の夜はプライベートを優先し、サポート活動は同級生や友人に応援を頼む。そんなサンバン(地盤、看板、カバン)によらず、「新しい(正確にはほとんどない?)」選挙活動を繰り広げる。街頭に立って名前を連呼することはない。地元の会合にマメに足を運び、顔と名前をアピールすることもない。ネットを中心に、身近な課題解決法を発信し、地域のゴミ拾いを行う。街頭でのスピーチは、課題に直面する「その有権者=主にはワーキングマザー」に声を届けるべく場所を選び具体的な内容を盛り込んだ内容だ。●「せんきょってえの...
2023.12.03 06:55おひとりさまのひとりの時間〜いま知人の一人がシニア世代おひとりさまだ。ひとりぐらしは3年ぐらいになるという。こどもはご自身の活動があって地方で暮らしてらっしゃる。時々、一緒に旅行したり、お子さんがご飯を食べにやってきたり。いわゆる帰省をするそうだ。ひとりはどう?と聞くと、めちゃめちゃ楽しいよ!一人でマイペースに過ごす。美術館や映画館に、行きたいときに行く。好きな食材を揃える(とくに野菜だとか)以前とは違う、こんな営みがあるそうだ。実際、彼女は、とてもゆったりとした雰囲気で表情もおだやかで美しい。かたよった「必死さ」みたいなものが微塵もない。ふたつの仕事をうまくタイムマネジメントしながらこなしているようだ。住まいは公営の住宅なので、家賃はそこまで高くないとのこと。仕事のひとつは、これま...