2024.03.24 01:26映画「コール・ジェーン」これはみてよかった。「コール・ジェーン」。事実に基づく作品だという。フェミニズムの歴史や視点について「勉強」し、考えるとき、知っておきたいことがセリフやシーンを通じて描かれている。舞台は1960年代から70 年代のアメリカ。主人公のジョイは、弁護士の夫を持つ専業主婦だ。第2子を妊娠している最中に心臓への疾患がみつかる。母体の安全のためにも出産はあきらめるのが賢明と主治医に言われる。当時のアメリカの多くの州では、自らの意思による中絶は当時ゆるされていない。このケースの中絶には病院の「お偉方」による委員会での審査が必要となる。言わずもがな、「お偉がた」はおっさんばかりだ。「子どもの生命」というおっさんたちの美しい言葉により、中絶反対多数で却下される。ジョイ...
2024.03.24 00:45「将来が楽しみ」インドに住む友人のむすこさんの成長に目をみはる。遠くに住む者には「ちょっとまえ」まで、赤ちゃんで、よちよちうろうろ歩きまわって目が話せなかったのに、と感じる。むすこさんは、一足飛びにたくましき「少年」になっていた。そのむすこくんに、直接会った知人(ちなみに男性)が、「彼はとても頭がいい、将来が楽しみ」とコメントしていた。おおそれはすばらしいね!と思う半面、ふと「どんな『将来』を期待してそれを楽しみと思っているのだろうな」と疑問をもった。おそらく知人男性は「社会、おもに経済界、もしかしたら政界の第一線で活躍する人物」を想定していっていたのだろう。それを「楽しみ、期待できる」思考ってなんだろう。どんなことが前提なのだろう。たしかに彼の指すである「将来」の活...
2024.03.21 11:52いつものあれパートナーとのありよう、友人との関係。誰かに頼まれたり、やってあげる、してもらうという関係ではなくて、その人のありようが素敵!と一目惚れしてお付き合いが始まり、関係が続いていくということもある。人に限らず、組織であったり、コミュニティであったりするのかもしれない。そういう始まりや関係が「対等」というのかもしれない、と思う。素直で、まっすぐで、自分に正直。プラスお化粧もする。それがりゅうちぇるさんだった。そんなりゅうちぇるさんに、惹かれたのです、とモデル・タレントのpecoさんは言う。人を人として対等にみている、という言い方ができるのかなと思う。一方で、ロバート・ダウニー・ジュニアのアカデミー賞授賞式でのふるまいが「アジア人に対する差別だ」と取り沙汰され...
2024.03.20 10:35強く賢く生きる仲間の輪をつくる「65歳以上の一人暮らしの女性の相対的貧困率が、44・1%にのぼることがわかった」と、今年の国際女性デーの新聞が告げる。貧困問題を研究する阿部彩・東京都立大教授が、厚生労働省の国民生活基礎調査(2021年分)をもとに集計したそうだ。 当事者の私たちは、以前からきっとそんな日が来るのだろうとぼんやり思っていた。結婚してもしなくても、子どもがいてもいなくても、わたしたち女性は大抵、最後にはひとりになる。子どもは独り立ちするし、夫がいたとしても離婚や死別で、家庭と呼ばれた場所に女ひとりが残ることが多いからだ。その時に、残りの人生を生きる資産が夫から残されているケースは過去のもの。そんなラッキーな女性は減っていくだろう。それが今見えてきた...
2024.03.19 11:57これも共依存のひとつのかたち?トルコ人の夫と結婚した、作詞家の及川眠子さんによる。先日の「朝のフェミ読み」でネタのひとつとなった作品が「破婚―18歳年下のトルコ人亭主と過ごした13年間―」だ。すさまじい、結婚のひとつの形態の歴史。読み進めていくと、婚姻への考えかた、文化の違い、お金に対する価値観や捉え方、個人としての生き方、アントレプレナー精神と「進む」の温度差・・・いろんなことが目に飛び込んでくる。及川さんは、かの有名なアニメーション作品の主題歌(挿入歌?)の詞をはじめとして多くのヒット曲の詞を手掛けた方。そうした詞の印税でかなりの収入を手にしている。お金に執着することはなく、年下の夫のこうままにどんどんお金を放出していく。ただ、夫をつなぎとめておこうという意思はあまり感じられず...
2024.03.18 11:003人の母、届かない強い思い3人の母のかたち。愛のかたち3種類、といっていいのかもしれない。●実の娘を虐待する母。あなたのことが大好きという母。お父さんに好かれるように、もっとかわいく振る舞えばお母さんは怒らないのよという母。●実の子どもを「むし」と呼び、暴力をふるう母。「アイドル」としてチヤホヤされて華やかな若いころを過ごした自分を忘れられない母。子供が生まれたばかりに「本当の自分」でいられなくなったと、子供に苛立ちをぶつける母。●ひたすらに、ただひたすらに子を愛する母。女の子として「普通」に育って欲しかったのに性自認が異なるという「障害」を持ったことを受け入れられなかった母。子が自死してはじめて「あなたはそのままでいいと、なぜ言ってやれなかったのか」と泣く。きなこの勤務する会...