アイスランド編〜「北欧の自由・平等への道」をお手本にしたい〜


5月末から6月初めまで、アイスランド大統領のトーマスドッティル氏が来日していました。この間、石破首相に会ったり、NHKのインタビューに対応したり、広島では原爆資料館を訪問し、大阪の万博では講演するなど忙しく活動されていました。彼女のメッセージはどれも、多様性を尊重し、平和を訴えるもの。聞けば勇気が湧くお話ばかりです。

 ●アイスランド大統領「勇敢な女性なくして強い国はない」(NHK) 

 ●アイスランド大統領が広島を訪問 被爆者を抱き寄せる場面も(毎日新聞) 


 朝日新聞は、来日前にインタビューを記事にしていました。

 ●北欧の小国がなぜ?ジェンダー指数1位のアイスランド 大統領に聞く(朝日新聞) 

「多様性」が揺らぐ今だからこそ アイスランド大統領が伝えたい思い(朝日新聞) 

この記事では、最後に日本へアイスランドの歴史から得られる3つのアイデアを手渡してくださっています。 1。1983年に女性だけの政党ができ、その政党は他党にも圧力をかけることになった。 2。自主的、あるいは強制的な「クオータ制」を導入した。 3。アイスランドで女性の起業家を支援したように、ジェンダー平等を実現するための、一致団結した取り組みを実際に始めてみる これらは経済界や政界、学術界や市民社会を含め、すべてのレベルで実現する必要がある。

ただ、大統領は「いくら美しく、強い経済力のある国でも、成長と革新は、同じことをくり返すだけではやってこない」とも言います。北欧の国から学び、実際に取り組みを始めなければ変わらない。それでも、「日本は何かを本気で考え、「質」を重んじて取り組めば、成功する国です」と、私たちを勇気づけることも忘れていません。 確かに、アイスランドの何倍も大きい日本で、何かを変えようとするのは大変そうです。ただ、3%が変わるだけでも社会は変わるといいます。諦めずに声をあげることを、続けていきたいですね。

(一部の有料記事は過去の新聞を探してお読みください)

NPO法人YouToo

生きづらさを抱える女性たちの思いに「You Too」と寄り添う場です。 もやもやする気持ちを言葉にし、生きづらさの背景を考え、学び、生きやすい社会を作るために連帯して声をあげていきます。「わたし」を主語にして話すことで、あなたも、社会も、元気になる方法を探せるはず。 NPO法人YouTooには、あなたと同じ思いを持ったわたしたちがいます。

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