4月後半の祝日に代々木公園で森林浴の会を開催しました。ガイドくださったのは、ともえさん。枯れ草を踏みしめながら歩いて、木を見上げ、幹を触って、鳥の声を聞き、土の匂いを嗅いで…
都会の喧騒と隣り合わせだけれど、代々木公園には森林がちゃんと存在していました。耳をすませば、デモのコールやヘリコプターの羽根の音の向こう側に鳥が鳴く声が聞こえてきます。ルーペをかざせば、新しい葉にあく小さな虫に食べられた跡、たくさんの働くアリの行列、どんぐりから出た芽などがそここに。もぐらが掘った穴の上に盛り上がる柔らかい土の山は、都会の地面の下にも、動物がちゃんと生きていることを教えてくれました。
ひんやりした地面に座り、呼吸を整えてから寝転ぶと、見える世界は一変。高い天井をつくる木の葉の間から陽の光が降り注ぎ、そよぐ風がそれをサワサワと動かします。そんな1/fのゆらぎを全身に浴びながら、目を瞑ってしばし瞑想タイム。五感がとぎすまされます。自然に浸る静かな時間から覚めていただいた、ともえさんの温かいカモミール茶は格別。味わうという感覚も含め、五感をすべて使った初めての森林浴を楽しみました。
身体が開放される感覚を手に入れて、自然の中で生きている自分を再確認するひとときは最高!ともえさんによると、近所の神社などでいつでもできるとのこと。おすすめは森の力が湧いてくる午前10時から11時くらい。短くてもよいので土を感じて、自然の力を感じる時間を作ってみましょう。心身が落ち着いてきっと元気になれます。
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