本音と建前の使い分けと「わきまえる」の関係

白露。

草花に朝露がつき、白い粒のように光って見える頃。

今年は、9月8日が二十四節気のその日だそうです。

残暑厳しい9月の初旬に再び日本列島を襲った台風13号が、久々の涼風を

置き土産にしていった土曜日の朝7時、フェミ読書会が予定通りに

開催されました。

フェミ読みで目醒める朝、9月の本は「たまたま生まれてフィメール

(小川たまか著・平凡社)

小川たまかさんの、静かだけれど鋭く世の矛盾を突く言葉は心地よくて、

もやもや女性たちも、沸々とした思いを少しずつ言葉にしようと

思えるのです。

取り上げたのは、

2章 日本社会がよくわからない

   ・お前らの本音と建前

読んで拾った言葉たちで、読書会のJamBoardが一杯になります。

|女は〇〇だから男社会から排除 💢

この言葉集には、

 |女は生意気

 |女はすぐ泣く

 |女はヒステリック

 |女は男を立てろ

 |女は感情的

 |女は論理的な話ができない

 |男を立てる女が結局賢い

などがズラズラと挙げられました。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員長だった

森喜朗氏が、「女性はわきまえる」発言で辞めた事件を取り上げた

場面では、どの言葉も参加者の共感を呼びました。

あの時のことが、リアルに思い起こされるのです。

|日本社会が温存する「差別問題への対応は大事。

|でもおじいさんのメンツをててることはもっと大事」的な雰囲気

女性蔑視は、日本社会では当たり前すぎて、テレビでも垂れ流し。

テレビが言うなら、「そんなものなんだろう」と、疑問を持たずにきた

国民もレベルが低いまま。ガラパゴス日本は変わらないのです。

でも、

|海外にバレたらアウト

最近やっとスポットライトが当たるようになった

ジャニー喜多川氏の性加害も同じ構造にあります。

大切だったのは、おじいさんのメンツだったし、

海外にバレてアウトとなりました。

|そういう本音と建前の使い分け、教科書に載っているわけでも

|ないのに自然と踏襲されているのはどういうことなのか

|よくわきまえておられる。ということか。

これがまかり通る日本社会について、呆れつつ、

こうして言葉にしても変わらない姿に、諦めつつ。

読書会は鬱々としたまま終わるのでした。

次回は、3章へ入りたいと思います。

3章 フェミと政治とインターネット 

毎週土曜日の朝7時から、誰でも参加できます。ぜひ。

参加表明は、メールでどうぞ。

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@以降は、gmail.comです。

オンラインのスナックもやっています!

フェミトークしましょう〜♪



NPO法人YouToo

生きづらさを抱える女性たちの思いに「You Too」と寄り添う場です。 もやもやする気持ちを言葉にし、生きづらさの背景を考え、学び、生きやすい社会を作るために連帯して声をあげていきます。「わたし」を主語にして話すことで、あなたも、社会も、元気になる方法を探せるはず。 NPO法人YouTooには、あなたと同じ思いを持ったわたしたちがいます。