私たちの作りたい場所は?

3月11日土曜日北区上十条にある暮らすLaboratory「しかのいえ」でフェミカフェを開催しました。この日は、入れ替わりたちかわり参加者がいらして、おしゃべりの輪が広がりました。


●普通って

・普通、ってどういうことだろう。「常識」とか「社会的によくある状態」には、あるべきなのだろうか。もどしたり、直(治)したりする必要はあるのかな?

・社会で活躍するってどういうことだろう?「男性なみ」にバリバリ働いて高い収入を得てへとへとになること?一方、「女性的な幸せ」っていうデフォルトはあるのだろうか。テレビからは仕事で疲れて家では家事におわれる女性に差しのべられるのが「テクノロジー」というオチがつくCMが楽しげにながれているよね。それって女性を家にしばりつけるしかけ?

・・・そんなことを考えたりトークするシーンがありました。

●障害って

・「障害者雇用」は、「社会にとって障害」のある人を(安い賃金で)「雇ってあげる」制度なのだろうか。「障害者学級」「訓練校」は、「社会にとって障害」のある若年層を社会に適応できるよう教育したり訓練する制度・施設なのではないのかな。

そんなことを発信したり考えたりするシーンがありました。

2011年3月11日を思う時間

・この日は、東日本大震災のおこった日。その日何をしていたか、何を体感し、何に不安を感じ、その後どんな経緯で「日常」を取り戻したかが話題にあがりました。

・14時46分に合わせて、黙祷を捧げたく、そのきっかけを知る手立てとしてTVをスイッチオン。被害の大きかった東北のある地域の映像が流れました。震災当時は生まれていなかった方々、幼かった方々を含めいまだにある「爪痕」やいまだある痛みに向き合う時間が流れています。私たちもしばし目を閉じ、当時のこと、いまのありよう、未来に起こる自然災害について思う時間をもちました。

本のある「居場所」

しかのいえは、一階が、本の茶屋です。そこには、家主の方選りすぐりの本が並んでいます。どれもこれも興味がわいてくる読みたくなる本ばかり♪

開店時間にふらりとやってきて、おいしいお茶をのみながら店主と本のことやらあれやこれやとおしゃべりを楽しんだり、本を読みながら心しずかにすごすことができる空間。

私たちのつくりたい居場所のありようにも通じる空気感があってとても参考になります。AllianceYouTooのつくりたい、ほっこり安心できる場所のイメージもなんとなく輪郭めいてきます。「家開き」「住み開き」という言葉も知りました。これらは自宅のデッドスペースを、ライブスペースに転換する営みのことだそう。空き部屋を活用して小さなサロンを開いたりマルシェを開くことで、地域やこれまで出会わなかった人たちとのチャネルが増えることにもつながるようです。

●1on1は自分を開き新しい物語を作るきっかけ

これまで2回おこなったフェミカフェを通して、参加者の方々が「たのしかった」「よかった」とお感じになったメニューは、少人数でのおしゃべりや1on1セッションだったことがわかってきました。一人がひとりとじっくり話すことで今の自分の課題や、きづかなかったもやもが形をもって現れ見えてきたりします。

そんなご体験をされたのかな、と思います。もやもやや課題が見えてくる過程には、かならずものがたりがある。

それならこれから私たちは新しい「物語」を創っていきたいよね。そんな話を、このフェミカフェ開催を経るなかで運営スタッフ同士で話しています。

その方法の一つとしてMyZINE(マガジン)作りというアイデアも浮上しています。

●これからつくる私たちの居場所♪

3月はあと2回開催します!お申し込みはPeatixか、メールにて。

3月21日祝 11時から

参加費1,000円
おとなのフェミ・カフェ : 女性同士で話せる場が欲しかった私たちの居場所 @どん浴


3月25日土曜日 12時30分から

参加費500円と、飲み物代 ※フードも注文できます

※ZINEづくりに取り組んでみます!

おとなのフェミ・カフェ : 女性同士で話せる場が欲しかった私たちの居場所 @Tom's Cafe in 北千住

YouToo

生きづらさを抱える女性たちの思いに「You Too」と寄り添う場です。 もやもやする気持ちを言葉にし、生きづらさの背景を考え、学び、生きやすい社会を作るために連帯して声をあげていきます。「わたし」を主語にして話すことで、あなたも、社会も、元気になる方法を探せるはず。 YouTooには、あなたと同じ思いを持ったわたしたちがいます。