「役割」という荷物

「ミラベルと魔法だらけの家」という映画を観賞しました。

  事前の情報は全くなかったけれど、きっと難しくなくて、楽しく笑ってみられるだろうな、と、ディズニー映画を選んでお出かけ。

 映像はカラフルで、テンポのよい楽曲を使ったアニメミュージカルは期待を裏切りません。スピード感と魔法であっという間に物語に引き込まれるのがディズニー風。でも、、魔法の家族のお話も、現実とかけ離れている訳ではなかった。魔法が使えても人の気持ちは一緒なんです!
 描かれていたのは、ハッピーであるはずの魔法一家の中で、それぞれが家族の一員として期待される役割を必死に演じている姿。こうあるべき、という呪縛が人を壊し、家まで破壊してしまうんですね。
 誰もが、自分のあるがままに、好きなことを好きと言って生きていける世界だといい。それを再構築してしまうハッピーエンドは物語ならでは。リアルではなかなか解決は難しい。
 人の気持ちのもつれを解くには時間も必要ですし、役割ってなかなか降ろせない荷物のようなのです。それでも、見る人に気づきを残してくれる。よい映画を見たな〜と満たされた感じがしました。
 ただ、家族という言葉の多用し過ぎにはちょっと辟易。これは日本語吹替バージョンだったからなのかしら。。

NPO法人YouToo

生きづらさを抱える女性たちの思いに「You Too」と寄り添う場です。 もやもやする気持ちを言葉にし、生きづらさの背景を考え、学び、生きやすい社会を作るために連帯して声をあげていきます。「わたし」を主語にして話すことで、あなたも、社会も、元気になる方法を探せるはず。 NPO法人YouTooには、あなたと同じ思いを持ったわたしたちがいます。