昔はね。第一線で働いていた頃の私はね。
家事なんてまるっきしダメで。
仕事に夢中で、仕事がいのちで。
男性に負けまいとか、思わなかったわ。
そんなこと意識してもしなくても私が愛しているのは仕事だったから。
後輩たちが「すてき、Aさんしかできない発想!」「わたしたちの憧れ」「すばらしいデザイン」
と大絶賛してくれた。
わたしのこだわりは色使いなの。
エキゾチックだとも、ヨーロッパスタイルだとも言われてるの。
宇宙的な発想なんていう人もいたわ。
いま?
投資話。
あのことさえなかったらいまも。
いま・・・
いまだって前みたいな仕事、できるはずよ。
ただチャンスがないだけ。
若いひとたちの、うすっぺらな発想や色使いがスタンダードになっているだけ。
本物を知っている人が、今は少ないのよ。
宇宙的な発想はいまだって通用するはずよ。
あのころ、私にかしずいてきた男性たちは、今は会社のお偉方になっているっていうわ。
用があれば、言ってくるはずだけど、まだ私の出番じゃないってことなのね。
・・・なんど電話しても、折り返してくることはないわね・・・
わたしの時代、まだこれからあるはずよ。
・・・利用されただけなんて、思っていないわよ・・・
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