『女性不在120余年の歴史を破って』(「楽しく比例制をめざす会」主催ZOOMの会)で、高沢陽子さんのお話を聞く機会を得ました。
野辺地町町議会議員の高沢陽子さんは、2018年に当選して現在3期目を務める政治家です。町政施行以来120余年、女性のいなかった町議会に現れた初の女性議員だそう。高沢さんによって、歴史は動いたのです。政治家になろうと思った理由は、長い会社員生活の中で出会った様々な女性差別と、それと戦った経験にあると、お話くださいました。
日本電信電話公社(現在のNTT)に就職した当時は、なんと時短の契約社員扱いで、正社員として認めてもらうのに4年もかかったとか。民営化や通信の発展に伴ない、組織や業務が大きく変わる中のご苦労もあったろうと想像しますが、労組が必ずしも労働者の味方になってくれない状況で、大きな組織を相手に声を上げる勇気に感嘆しました。 イノベーションは「困った」から生まれると言いますが、政治も「困った」経験が良くするための原動力なはず。だから、女性が政治に関わる必要がある。
高沢さんは、三井マリ子さんの著書を読み、女性ゼロ議会をなくそう、という活動も続けています。ノルウェーの精度は正当を選ぶ比例代表制で、女性は各政党の国会議員候補に30〜50%もいるそうです。また、「政治」をタブー視することはなく、若者が政治に参加するため、民主主義が強固になるとも言います。政治はみんなのもの。世襲のおじさんたちが独り占めするのは民主主義ではないのです。私たちの思いを代弁してくれる人が政治の場に立ってくれるよう、選挙も変えたいし、まずは選挙に行きましょう。
『 さよなら! 一強政治 徹底ルポ 小選挙区制の日本と比例代表制のノルウェー』 三井マリ子著 旬報社
●こんな記事もできました。 「女性不在120余年の歴史を破って」を聞いて
P.S. ところで、高沢陽子さんの町、野辺地町ってどんなところ?
ここです↓↓ 「歴史を動かす人」がいる町なのでしょう。素晴らしい!
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