ニッポンの文化
AllianceYouTooでは、1ヶ月に一度、金曜日の夜にオンラインスナックを「開店」している。
この日のおしゃべりのなかで「日本では男尊女卑が文化になっている」。
すこし過激だけれど、言い得て妙なこんな発言があった。
それに続く言葉として、「結婚願望」は依然として、多くの女性が抱いており、なかには「専業主婦」を「第一志望」とすえて婚活に取り組む女性もある。
そうした発想が、男尊女卑をいまだ継続させているのではないか、という見方もあった。
「男女平等」「男女共同参画」「女性の権利拡大」と謳われている日本にも旧態依然とした思考は根強く残っている。
結婚、夫婦のありようから発展し、離婚後も、父と母双方が子どもの親権を持つ「共同親権」の導入を柱とした改正民法などが、参議院本会議で賛成多数で可決・成立したことに話はおよんだ。
多くあったのが、ある意味優先的にという印象が拭えないほど、こんなにも早急に決まったことに対して憤りを感じるという意見だ。
夫婦間でDVがあった場合、多くの夫婦でその被害者となる女性たちは声をあげにくい。
別居していて子育てしながら働いている女性も多い。
そうすると、抗議の声をあげようにもSNSを介してしかも、子どもたちが手をはなれた午後10時ごろから、ということになる。
さらには、声自体をあげにくいという事情もある。もしDVパートナーに見つかったら?執拗にまた追い回されたら?また男性からの、痛みを伴う批判が集まったら・・・?そんな恐怖を抱き、いまは心の痛みや体験を吐露したり思い返したりすること自体が負担、という女性も多いはずだ。
DV夫の話から「マンスプ」「オレ様」「マウント」などのキーワードで表される男性は世の中に多い!という意見も。
「おれさまが稼いでいるのだから妻は家庭で家事を担い、おれさまのためにメシを作るのは当然だ」というマウント男性。職場でも女性は控えめに。お茶や珈琲を淹れてくれるのは当たり前と無邪気に信じている年配男性陣。
同時に、主には昭和生まれで、母親世代から「妻は夫のために」という思考を刷り込まれた女性たちは、専業主婦やパートタイム就業などで収入が少ない自分を無意識にせよ、自ら下にみて、食事作りや家事を担うことを当たり前と思ってしまうことも多い。
一方、上の世代の70代以上の、男性を立て、男性陣からかわいがってもらい、働かずして専業主婦の生活を謳歌している女性たちのなかには「女性活躍推進」など「いらんこと」と考えている人もいるのでは、というコメントも出る。
自分はよいかもしれないけれど、もう少しあとの世代のことも考えた言動を期待したいな、と続く。
女性たちの思考や行動に大きな変化も多い。
ルッキズム、という言葉があるとおり、とくに若い女性世代は、スタイルを気にして食事は控え目・・・という人も多い一方、自立・自律的な女性たちはランチの定食で迷うことなく「大盛り」や「お代わり」を頼む。
他者の視線に影響されることなく、大盛りやおかわりを当たり前とする、ある意味「自立的な女性」たちが、それこそ「当たり前」になる日本こそ、誰もが生きやすい未来を作っていけるのではないだろうか・・・などと考えてしまう金曜日のスナックタイムだった。
オンラインスナックは1ヶ月に一度、金曜日の夜に開店しております。
今のところリアル開催はなくZoomで行っています。
ご興味のある方はメールで projectyoutoo@gmail.comまでご連絡くださいませ^^
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