私たちに必要な言葉とは、

新年あけましておめでとうございます。

石川県能登地方で発生した、令和6年能登半島地震で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

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元旦から世の中は穏やかとは言えない状況ですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。世界へ目を向けても、様々な対立の構造が鮮明に現れた年明けとなりました。SDGsを掲げ、地球を大事にしつつ暮らすことを約束しながら、一方でそれを平気で壊し、人の命さえも奪う蛮行をなんらかの理由で正当化する。私たちは、そんな世界で生きています。

それらを他人ごとにせず、答えを考え続け、誰もが健やかに生きられるよう声を掛け合いながら、今年も歩んで参りましょう。


さて、フェミ読みで目醒める土曜日の読書会は既に始動しています。今月の書はこちら。


今朝も基礎編をJamboardに書き込みしながら語りました。フェミニストとして、セクシストとどう対峙していくか、どんな言葉が必要なのか、必要でないのか。そんなことを考える時間となりました。大切なのは、「あなたの精神衛生です」とする著者の言葉にほっとさせられます。

私たちは、「よくない質問」、意地悪な意図を持つ質問に翻弄され続けてきました。何とか答えると、次は出鱈目な論理を混ぜて返されます。理解できないのは頭が悪いからだ、結局「オレが上」だ、とのメッセージを残して去る彼らに、私たちはどう立ち向かえばよいのでしょうか。

私の思いを伝えたい。
丁寧に説明したい。

その思いはこれまで、ことごとく、無残に、失敗してきたのではないでしょうか。
「理解してもらう」という考えが矛盾だと著者はいいます。「理解」は、「する」ことであり、「してもらう」ことではない、と。
立場を異にする人に理解してもらう、という虚しい努力をするよりも、私たちの大事な時間は別のところに投下したいですね。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
様々な機会でお会いすることができますように。






NPO法人YouToo

生きづらさを抱える女性たちの思いに「You Too」と寄り添う場です。 もやもやする気持ちを言葉にし、生きづらさの背景を考え、学び、生きやすい社会を作るために連帯して声をあげていきます。「わたし」を主語にして話すことで、あなたも、社会も、元気になる方法を探せるはず。 NPO法人YouTooには、あなたと同じ思いを持ったわたしたちがいます。